原文(DPt, ミオとしょかん)
「はじまりのはなし」
はじめに あったのは
こんとんの うねり だけだった
すべてが まざりあい
ちゅうしんに たまごが あらわれた
こぼれおちた たまごより
さいしょの ものが うまれでた
さいしょの ものは
ふたつの ぶんしんを つくった
じかんが まわりはじめた
くうかんが ひろがりはじめた
さらに じぶんの からだから
みっつの いのちを うみだした
ふたつの ぶんしんが いのると
もの というものが うまれ
みっつの いのちが いのると
こころ というものが うまれた
せかいが つくりだされたので
さいしょのものは ねむりについた
漢字かな交じり
初まりの話
初めにあったのは
混沌のうねりだけだった
全てが混ざり合い
中心に卵が現れた
零れ落ちた卵より
最初のものが生まれ出た
最初のものは
二つの分身を創った
時間が回り始めた
空間が広がり始めた
さらに自分の体から
三つの命を生み出した
二つの分身が祈ると
「物」と言うものが生まれ
三つの命が祈ると
「心」と言うものが生まれた
世界が創り出されたので
最初のものは眠りについた
考察
最初のもの=アルセウス。二つの分身=ディアルガ・パルキア。
三つの命=ユクシー・エムリット・アグノム。
ギラティナはどうしたのか、と思えるが、シロナによると、ギラティナの神話は削除されてしまっているようだ。おそらく、ディアルガ・パルキアと同時に生まれたと思われる。
「混沌が自ら固まって最初のものが生まれる」という形式の創世神話には、『古事記』などの日本神話が該当する。また、最初の神々が「性別をもたず」「姿を隠してしまう」という点も同じである。古事記において天地開闢の際生まれ、性別がなく以降登場しない神は七柱であるが、ポケモン世界においても最初の神々は7匹だ。もしかしたら関係があるかもしれない。
また、「混沌のうねりの中心に卵が現れた」というのは宇宙を漂うガスが集まり、恒星や惑星が形作られる過程にも似ている。
シンオウ地方の神話、神々は神話的な創世記に加えて、科学的な宇宙の話を混ぜて作られているようだ。
関連項目
→ギラティナイベント(ページ未作成)→哲学者の男の話(ページ未作成)
→シント遺跡イベント(ページ未作成)
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