原文(Pt, ミオとしょかん)
「プレートから よみとく
シンオウの はじまり」
シンオウで はっけん される
ふるい プレートに きざまれた
うちゅう うまれるまえ
そのもの ひとり こきゅうする
うちゅう うまれしとき
その かけら プレートとする
プレートに あたえた ちから
たおした きょじんたちの ちから
そのもの じかん くうかんの 2ひき
ぶんしんとして よに はなつ
そのもの じかん くうかんを つなぐ
3ひきの ポケモンをも うみだす
2ひきに もの 3ひきに こころ
いのり うませ せかい かたちづくる
うまれてくる ポケモン
プレートの ちから わけあたえられる
プレート にぎりし もの
さまざまに へんかし ちからふるう
漢字かな交じり
「プレートから読み解く
シンオウの始まり」
シンオウで発見される
古いプレートに刻まれた
宇宙生まれる前
そのものひとり呼吸する
宇宙生まれしとき
そのかけらプレートとする
プレートに与えた力
倒した巨人達の力
そのもの時間空間の2匹
分身として世に放つ
そのもの時間空間をつなぐ
3匹のポケモンをも生み出す
2匹にもの 3匹に心
祈り生ませ 世界形作る
生まれてくるポケモン
プレートの力分け与えられる
プレート握りしもの
様々に変化し力振るう
考察
そのもの=アルセウス。巨人=レジギガス(?)。時間・空間の2匹=ディアルガ・パルキア。
時間・空間をつなぐ3匹のポケモン=ユクシー・エムリット・アグノム。
ちょっと分かりやすくしてみよう。
宇宙が生まれる前には、アルセウスしかいなかった。
宇宙が生まれたとき、アルセウスは宇宙の欠片をプレートにした。
そうして作られたプレートには、倒した巨人達の力を与えた。
アルセウスは、ディアルガとパルキアを自身の分身として生み出した。
また、時間と空間をつなぐためにユクシー・エムリット・アグノムも生み出した。
ディアルガ・パルキアによって「モノ」が生まれ、ユクシー・エムリット・アグノムによって「心」が生まれ、世界が形作られた。
この世界に生まれてくるポケモンには、プレートの力が分け与えられている。
プレートを持つものは、様々に変化して力を振るう。
以上のように解釈できると思う。
ノーマルタイプのプレートがないのにノーマルポケモンがいるのは、プレートが形作られる前に生まれたアルセウスがそうであったように、プレートの力が分け与えられていない状態がノーマルなのではないかと思われる。
宇宙開闢の時には、それぞれのタイプのレジギガスがいたのだろう。ノーマルタイプのレジギガスが倒されずに残されたのは、プレートが必要なかったからだろうか。
現実世界と比べて:
巨人を倒して今の世界が作られる、というのは世界各地の複数の神話に見られる構造である。巨人の一部が後の世界の礎となるタイプの神話には、リグ・ヴェーダのプルシャや、北欧神話のユミルなどがある。